「実験と共有〜研究センター15年の先へ
15年前の、杮落としダンス公演『羽化の理由』を始まりに、研究センターのダンス企画も音楽、映像、美術など様々な方々と場を共有しながら、大学の劇場でこそできる企画を模索してきた。『門――gate』『恋する虜』などの実験的な創作をはじめ、舞踏からコンテンポラリーダンスまで、興味深い作品を招聘し、同時に研究会やシンポジウムも開催してきた。
15年周年のこの夏、笠井叡氏に振付けを依頼し、山田せつ子、4人の関西のダンサーとともに新作ダンス作品を発表する。また秋には、インドの中堅演出家、シャンカル・ヴェンカテーシュワラン氏による故太田省吾の作品『水の駅』を上演する。2月には映像舞台芸術学科卒業の演出家、村川拓也、相模友士朗、和田ながらによる、太田省吾の世界をキーワードにする作品創りを委嘱した。
ベテランから若手まで、それぞれの創造の魅力が展開されるだろう。