最優秀賞
滝川第二高等学校
『志望理由書』
作:いぐりんとその仲間たち(生徒顧問共同創作)

作品紹介
舞台は春日台高等学校進路指導室。高校3年生の高井空は、南関東大学(通称ナンカン大)の推薦入試を受験するため、指導教官の大村一航先生を訪ねた。推薦許可が出るかどうかは、指導教官次第。非常にクセのある大村先生と、それでもめげずに頑張る空。二人の「志望理由書」完成への日々が始まる・・・。

最優秀賞 滝川第二高等学校
部長の森田智之さん、髙橋空さん、大倉一航さんの3人に伺いました。

―最優秀賞を受賞されましたが、現在の心境はいかがですか?
森田 嬉しいです!
髙橋 今は嬉しいとしか言いようがないです。
大倉 嬉しくて、本当になにも言えないです。

―今回上演した『志望理由書』の作品ポイントは?
髙橋 どの年代の人が観ても何か感じてもらえる芝居だと思います。
大倉 いろいろな人が持っている夢、その夢を追い続ける精神をどの層の方々にも感じてもらえる芝居なので、ぜひ、楽しく見ていただけたらと思います。
―作品を作っていて、苦しかったこと、楽しかったことは?
森田 9月から台本を作り始めたのですが、まず顧問と部員数人でミーティングをしてテーマを決めて、それからどんなネタを仕込んでいこうかと全員で考えた時が一番楽しかったです。
髙橋 私は結構、緊張しいなんですが、今回は、すごいワクワクしてて、賞とか気にせず万全の体調で全力を尽くそうと思えた、本番前日が一番、楽しかったです。
大倉 練習を重ねて行くうちに、新しい発見がどんどん自分の中で湧いてきて楽しかったし、また、「大村一航」という役を演じるのが楽しいです。これからもずっと「大村一航」をやっていきたいなと思います。

―最後に春秋座公演に向けての抱負を。
森田 自分は照明担当なのですが、照明卓から観て安心できる芝居をしてもらえたらと思います。
髙橋 来年は受験生なので、勉強との両立を頑張って今回のようなお客様に喜んでもらえる芝居ができたらなと思います。
大倉 春秋座で上演できるということで、本当にうれしいですし、春秋座で初めて観ていただくお客様にも喜んでいただけたらと思います。

優秀賞・創作脚本賞受賞
兵庫県立神戸高等学校
『ソーニャ姐さん』
作:福田成樹(顧問創作) 演出:神戸高校演劇部

作品紹介
ロシアの劇作家チェーホフの作品『ワーニャ伯父さん』の台本を、どこにでもいそうな演劇部女子高生2人の恋愛感情と絡めながら、「生きることは難しい」けれども前を向いて歩いていかなければならない彼女たちの姿を描いていく。

優秀賞・創作脚本賞受賞 兵庫県立神戸高等学校
部長の宇佐美咲良さんに伺いました。

―今回、優秀賞を受賞しましたが、現在の心境を教えてください。
宇佐美 選ばれるとは思っていなかったので、正直、ムッチャうれしいです!

―今回の上演作品は、どこにポイントを置いて作りましたか?
宇佐美 前半はアップテンポで面白くやらせていただいているのですが、
後半は自分たちが出来る限り丁寧なお芝居をして、
重いというか、真面目な、きちんと終われるようにしました。
前半と後半のテンポの差がポイントかなと思っています。

―作っていて、苦しかったことや楽しかったこととかは?
宇佐美 大変だったのは、とにかく部員が2人なので
練習は2人でしかできないことが多くて、
どうしようかと最初は困っていたのですが、
通しができるようになってからは、毎回、違う演技をしたり、
色々考えてライブ感を楽しみながらできるので、それが楽しいところです。

―それでは春秋座公演に向けての抱負を。
宇佐美 これからも2人で楽しくお芝居ができたらいいなと思います。
そしてお客さんにも楽しんでもらえたらいいなと思っています。