『舞台芸術』21号の訂正 2018年6月21日『舞台芸術』編集部
座談会Ⅱ「〈J演劇〉とその行方―「批評」と「モビリティ」をめぐって」(69頁-88頁)
上記における内野儀氏の発言について、同氏から下記のような訂正の希望が届きましたので、ここに告知いたします。
『舞台芸術』第21号の座談会Ⅱ「〈J演劇〉とその彼方―「批評」と「モビリティ」をめぐって」(69~88頁)におけるわたしの発言について。
「内野 いままではバッサリ切り捨てるような風潮だったから、しようがないけれど。
レベルが違う話かもしれないけれど、「コドモ身体」が出てきたときにも同じような議論があって、コドモ身体は政治的だと桜井圭介さんは考えていたと思いますが、それを自覚的にやっている手塚夏子が偉いのか、やりたいことを無自覚でやってしまったとしてもいいじゃないかと主張する武藤大祐さんと議論になっていたと記憶しています。桜井さんは「近代」の人だから、自覚的にやってもらわないと困るということをいっている。それに対して、結果としてやっていることをきちんと肯定していくことが重要なんだと武藤さんはいう。そういう議論がゼロ年代にあった。」(85頁)
この箇所につき、ここで言及している桜井圭介氏より指摘がありました。桜井氏によれば、ここでの氏の立場と武藤大祐氏の立場は逆であるとのことで、具体的な議論のURLもお送りいただきました。http://d.hatena.ne.jp/mmmmmmmm/20051204 桜井氏の指摘通りで、わたしの記憶違いであることは明らかです。ここで謹んで、桜井氏及び武藤大祐氏、また座談会の参加者各位にご迷惑をおかけしたことについて謝罪し、この部分の発言を撤回・削除したいと思います。
「クリスチャン・ルパ『Woodcutters-伐採―』をめぐる冒険」(130-142頁)
上記におけるイェジー・グロトフスキの来日年に校正ミスがありました。
お詫びして訂正いたします。
(誤)一九七三 (正)一九七二