芸術監督ごあいさつ
いつも応援、ありがとうございます。
四代目市川猿之助でございます。
2013年の5月に二代目市川猿翁より、当劇場の芸術監督としての役割を引継ぎました。私にとって、杮落し公演に出演したことはもちろんのこと、何より第一回「亀治郎の会」を立ち上げたゆかりの深い場所です。
「芸術監督を引き継いでほしい」という猿翁からのたってのお願い。その命がけの思いを引き継ぎ、春秋座を生きた劇場にしてまいります。劇場に命を吹き込むには、トップレベルの舞台を上演し、皆様にたくさんお運びいただくことが肝要です。皆様のご期待に応えられるよう、ご期待以上のものをご覧いただけるよう、精進してまいります。
また、大学の中にある当劇場には学生の力が欠かせません。フロントスタッフ・舞台裏スタッフ、“このすけプロジェクト”など多くの学生がこの劇場に関わっております。この学生たちにも応援の声をいただければ幸いです。
春秋座が、本学の掲げる「京都文芸復興」の拠点として皆様に愛されますよう、一重に乞い願いあげたてまつりまする。
四代目 市川猿之助