公演のご案内
公演情報
公演名 | 加藤健一事務所 VOL.80 音楽劇「詩人の恋」 |
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日時 | 2011年11月5日(土) 14:00開演 (13:30開場) |
会場 | 京都芸術劇場 春秋座 |
料金 | 【全席指定】 一般 5000円 シニア 4500円 学生&ユース 1500円(限定200席) ※ユースは25歳以下、シニアは60歳以上 ※シニア・学生・ユースは要証明書提示 |
チケット取り扱い | 2011年7月26日(火) 10:00発売開始 □京都芸術劇場チケットセンター TEL:075-791-8240(平日10:00~17:00) □京都芸術劇場オンラインチケットストア □電子チケットぴあ □イープラス □京都新聞文化センター □KBS京都事業部 □京都音協プレイガイド □京都・滋賀各大学生協プレイガイド |
友の会特典 | 先行発売 2011年7月25日(月) 10:00 一般 4000円 ←1000円お得! 入会はこちらから |
お問合せ | 京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター TEL: 075-791-8199 |
文部科学大臣賞や朝日舞台芸術賞など数々の賞を受賞した作品が、京都芸術劇場 春秋座で待望の再演!
口が悪くてケチだが、挫折したピアニストを立ち直らせようと全力を注ぐ声楽家・マシュカン教授(加藤健一)と、
プライドが高く、反発を繰り返しながらも教えを理解していく若きピアニスト・スティーブン(畠中洋)による2人芝居。
ミュージカルでもオペラでもない、演劇と音楽の異色のコラボレーション大作をご堪能下さい。
ミュージカルでもオペラでもない。
物語と台詞、音楽と歌声が織り成す舞台の旋律に感動!!
本作『詩人の恋』の物語は、挫折したピアニストが落ち目の声楽家に出会い、シューマンの連作歌曲「詩人の恋」を全編歌いこなすことを課題として与えられ、レッスンを通して次第に二人は心を通わせていきます。シューマンの甘く切ないメロディーにのって、人種や政治、歴史、芸術などシリアスな話題を含みながらユーモアで心打つ台詞によって進行していきます。ジョン・マランスの戯曲を、優しく・強く・味わい深く、そしてなによりチャーミングな日本語に仕上げた翻訳家、小田島恒志氏の力作です。さらに連作歌曲「詩人の恋」はハインリヒ・ハイネの「歌の本」の詩に、シューマンが作曲したドイツ・リート。劇中では加藤健一と畠中洋が、「愛の賛歌」「君といつまでも」の作詞家・岩谷時子訳のオリジナルの歌詞で、ピアノ演奏とともに歌います。この二人の歌唱力がピアニストと声楽家の姿をよりリアルに描き出します。
あらすじ
かつて神童と呼ばれたスティーブン(畠中洋)は、音楽の壁に突き当たりピアノが弾けなくなりクラシック伴奏者への転向を考え、ウィーンのシラー教授のもとにやって来る。しかし彼に紹介されたのは、ピアノは下手くそで、声楽家としても峠を過ぎたマシュカン教授(加藤健一)。ピアニストであるスティーブンに、マシュカンは、シューマンの連作歌曲「詩人の恋」を全編歌いこなすことを課題とする。“ピアニストが何故、歌を?!”と強く反発するスティーブンだが、嫌々ながらも歌のレッスンを始める。マシュカンの反ユダヤとも思える発言や個性的な考えに全く理解をしめさないスティーブンだが、マシュカンの熱い音楽への愛に次第に自らの音楽の心をつかみ、互いに閉ざしていた心を開いていく。ある日、スティーブンはユダヤ人であることを告白し、第二次世界大戦中にユダヤ人強制収容所が多く存在したダッハウに向かう。しかし収容所の跡には、白く美しく塗られた建物とドイツ語で書かれた説明文がるだけ。「修復じゃない隠蔽だ」とスティーブンは怒りに震える。そしてその経験と怒りをマシュカンにぶつけた日、マシュカンの秘められていた過去があきらかになり…
プロフィール
加藤健一(マシュカン教授役)
1980年に一人芝居「審判」上演のため、加藤健一事務所を設立。以来、英米のウェルメイドプレイを中心に数多くの作品を発表し続け、多くの演劇賞を受賞。平成19年度秋には紫綬褒章を受章し、2010年には加藤健一事務所創立30周年を迎えた。俳優としての活躍に加えて演出家としても評価を得る傍ら、全公演をプロデュースし、その戯曲を選ぶ力も注目されている。「詩人の恋」の役作りで取り組む声楽は、2003年の初演以来今もなお続けており、その実力と美声はプロをもうならせている。
畠中洋(スティーブン役)
音楽座を経て、多くのミュージカルやストレートプレイの舞台に出演。「詩人の恋」では、加藤健一のベストパートナーとして、2003年2006年2008年と続く公演でスティーブン役を好演。役作りとして、2006年にドイツ・ダッハウを訪れ実際の役と同じ場所を取材し、さらに演技に深みを増した。ほか、加藤健一事務所公演では「バッファローの月」(2004)、「エキスポ」(2006)にも出演している。最近の舞台は「GARANTIDO 生きた証」(2010・TSミュージカルファンデーション)、「太平洋序曲」(2011・神奈川芸術劇場)などに出演。