伝統芸能の今2015

出演者紹介

父は四代目市川段四郎。伯父には二代目市川猿翁。 祖母には女優・高杉早苗。九代目市川中車は従兄弟にあたる。慶應義塾大学文学部国文学科卒業。立役から女形まで幅広く活躍。06年6月ロンドン・アムステルダム公演では英国ローレンスオリビエ賞最優秀ダンス作品賞にノミネートされるなど、確かな実力で、最も目が離せない若手花形歌舞伎役者の一人である。古典作品はもちろん、蜷川幸雄演出『NINAGAWA十二夜』や三谷幸喜演出『決闘!高田馬場』など、新作歌舞伎にも意欲的に取り組む。さらに、活動の場は歌舞伎だけでなく、前川知大作・演出『狭き門より入れ』をはじめ、映画TVドラマ等、数多くの作品に出演している。  <オフィシャルホームページ> http://www.ennosuke.info/

10才より尺八を始め、人間国宝・山本邦山に師事。東京芸術大学大学院音楽研究科修了。2001年CDデビュー。以来、これまでに10周年記念ベストアルバム「天-ten-」、ウィーンにてレコーディングを行ったシュトイデ弦楽四重奏団との共演アルバム「FESTA」他多数発表。その他、自身の活動と並行して、映画・CM音楽への参加や、「ろくでなし啄木」(三谷幸喜作・演出)、「スーパー歌舞伎Ⅱ」(四代目市川猿之助)などの音楽も手がける。現在、東京芸術大学音楽学部非常勤講師として後進の指導も積極的に行っている。NHK「にほんごであそぼ」にレギュラー出演中。8月24日には、サントリーホールにて「15th Anniversaryコンサート」 を開催する。 <オフィシャルホームページ> http://www.dozan.jp

6歳より津軽三味線を始める。幼少の頃より数々の津軽三味線大会で優勝を重ね、純邦楽界で高い評価を受ける。ジャズやロック等ジャンルを超えたセッションで注目を集め、01 年に『AGATSUMA』にてメジャーデビューし、「第16回日本ゴールドディスク大賞 純邦楽アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞。日本・ヨーロッパ各所・アフリカでツアーを行うなど、“津軽三味線の伝統と革新”を追求し、様々なジャンルを超越した創作を続ける姿勢は国内外から高い評価を得えている。さらに12年には、林 英哲、宮沢和史、雅-MIYAVI-をはじめとした全7アーティスト参加による「日本流伝心祭-クサビ-楔 其の弐」を開催。大盛況に終わり、自身のプロデューサー公演のコンセプトを確立する。13年には安倍内閣総理大臣主催の「TOKYO2020公式夕食会」、「第5回アフリカ開発会議 公式首脳晩餐会」において、日本を代表して演奏を披露。また、日本全国の小学校において日本の伝統音楽の魅力を伝える授業を行っており、次世代への文化伝承にも力を注いでいる新世代津軽三味線奏者の第一人者である。 <オフィシャルホームページ> http://agatsuma.tv/

大鼓方葛野流。1974年生まれ。父は能楽師葛野流大鼓方家元で人間国宝の亀井忠雄の長男。母は歌舞伎長唄囃子方田中流前家元・九世田中佐太郎。父及び八世観世銕之亟(人間国宝)に師事。六歳の時『羽衣』で初舞台。1982年『合甫』で初能。ビクター伝統文化振興財団賞奨励賞、日本伝統文化奨励賞受賞。国立能楽堂および国立劇場養成研修所講師。「三響會」主宰。 <三響會ホームページ> http://www.sankyokai.com/

歌舞伎囃子方。1977年生まれ。父は能楽囃子葛野流大鼓方家元で人間国宝の亀井忠雄、母は歌舞伎囃子田中流前家元・九世田中佐太郎。亀井広忠、歌舞伎囃子方田中流家元・田中傳左衛門を兄に持つ。3歳のとき「田村」で初舞台。1994年11月に「七代目田中傳次郎」を襲名。市川猿之助歌舞伎やスーパー歌舞伎、復活の歌舞伎狂言など多数作調。「三響會」「一心会」「珠響」主宰。 <三響會ホームページ> http://www.sankyokai.com/

幼少の頃より数々のコンクールで優勝を果たし、15歳でビクターエンタテインメント株式会社よりCDデビューを飾る。高校卒業後パリのエコール・ノルマルに留学、アルベルト・ポンセ教授に師事。帰国後、積極的なソロ活動を展開。N響ほか国内主要オーケストラ及び欧州のオーケストラとの共演も多数重ね、03年英国の名門クラシックレーベルDECCAと日本人としては初の長期専属契約を結ぶ。移籍第1弾アルバム「トランスフォーメーション」は第19回日本ゴールドディスク大賞クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー<洋楽>を受賞。99年、伊藤園・充実野菜、02~04年、トヨタ自動車・アリオンのテレビCMに出演。07年にはミキモトのイメージキャラクターとして起用されるなど、メディアへの登場も多い。J-WAVE(FM)「三菱地所 CLASSY CAFÉ」ナビゲーターを長年務めた他、雑誌でのエッセイ連載や、新聞へ書評を寄稿するなど、幅広い分野で活躍。第5回出光音楽賞、村松賞、第9回ホテルオークラ音楽賞を受賞。また、14年2月には「村治佳織ベスト〜4COMPOSERS」をリリース。10月に全国ロードショーとなった吉永小百合主演映画「ふしぎな岬の物語」でメインテーマ曲を演奏。 <村治佳織OFFICIAL HP> http://www.officemuraji.com/