公演詳細

公開連続講座

2021年度日本芸能史「型と創造」前期
日本舞踊(藤間勘十郎)

日本の伝統芸能・芸道はすべて型を持つ。型は、芸能・芸道の演技・演出の細部にまで行き渡る定められた手順である。型を持つのは、祭りを母胎として誕生したからである。型は、《カミ》つまり普遍的価値、宇宙の生命へ通じる通路である。部分を表現する型に《カミ》が宿る。そこには、部分にそれぞれの神がやどっているという日本人の多神教の信仰が生きている。
型は創造の場である。型を守るとは、そこに降臨する新しい《カミ》即ち新しい価値と生命を生む覚悟を持って努力することである。「一期一会」〈千利休〉、「文台引き下ろせば反故」〈芭蕉〉などの先人のことばにはその必死の覚悟が表現されている。先人の努力の結晶が型である。型には人類の可能性がある。

お申込み方法・講座詳細は下記をご覧ください。

 _
緊急事態宣言期間(5/12~5/31)の対応について(2021年5月12日)
政府・京都府の要請に従い、収容率50%以下にて予定通り開催いたします。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
公演情報
2021年5月17日(月)15:10~16:30(開場14:40)
会場:春秋座