公演詳細

主催公演

木ノ下歌舞伎オープンラボ
第二回 「古典のオンガク 現代のオンガク」

古典と現代の表現を繋げて考える
実験的・実践的レクチャーシリーズ開講!

木ノ下歌舞伎の活動の根本にある古典の「研究」と、
古典を現代化することによる「普及」という2つのテーマをもとに、
実験の場(オープンラボラト リー)を公開します。
〈温故知新〉という言葉通り古典芸能は知恵の宝庫であり、
現代の表現者が学べるところは数多くあります。
古典芸能と現代演劇の双方が刺激しあいながら
向上 していくことと、
双方の観客層を流動させていくことも視野に入れ、
木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)のナビゲートのもと、
ゲストによる実演を交えた 連続レク チャーシリーズがはじまります。

第二回 「古典のオンガク 現代のオンガク」
「コトバ」をテーマに『竹取物語』の現代化に迫り
好評を得た第一回につづいて、
第二回は「オンガク」をテーマに開催いたします。
今回は豊澤龍爾さんをゲストにお迎えして、
文楽三味線を中心に古典の音楽について掘り下げながら、
現代の音楽との違いや共通点、
古典の現代化について探っていきます。

ゲスト 
豊澤龍爾(文楽三味線奏者)
ナビゲーター 
木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)

第一回 「古典のコトバ 現代のコトバ」 はこちら

公演情報
3月8日(水)18:30
会場:春秋座ホワイエ
 

チケット情報
全席自由
入場無料 予約不要(定員70名・当日先着順)

プロフィール
●ゲスト
豊澤龍爾 (トヨザワリョウジ)



1980年大阪府堺市生まれ。ピアニストの父とヴァイオリニストの母のもと、幼少よりクラシックギター、エレキベース、フラメンコギター に親しむ。コントラバス奏者を目指し、故 奥田一夫氏に師事。音楽大学受験を予定していたが、直前に腹膜炎で入院し断念。退院後、太棹三味線の低い音色に惹かれ文楽の世界へ。

[芸 歴]
平成12年 4月 国立劇場文楽第19期研修生となる
平成14年 4月 豊澤富助に入門、 豊澤龍爾と名のる
平成14年 7月 国立文楽劇場で初舞台

[受賞歴]
平成22年 4月 第38回(平成21年度)文楽協会賞
平成27年 3月 第34回(平成26年度)国立劇場文楽賞文楽奨励賞
平成28年 4月 第44回(平成27年度)文楽協会賞

●ナビゲーター
木ノ下裕一(キノシタユウイチ)


木ノ下歌舞伎主宰。1985 年和歌山市生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受け、古典芸能への関心を広げていく。京都造形芸術大学(映像・舞台芸術学科)で現代の舞台芸 術を学び、2006年に古典演目の現代的上演を行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。作品の補綴・監修という立場をとりつつ、様々な演出家とタッグを組みながら創作 するスタイルをとっている。『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネート。平成28年度文化庁芸術祭新人賞受賞。平成29年度芸術文 化特別奨励制度奨励者。その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。