公演詳細

主催企画

木ノ下歌舞伎『娘道成寺』関連企画
木ノ下歌舞伎オープンラボ第三期〜「道成寺」編
対談 渡辺保(演劇評論)× 木ノ下裕一

古典と現代の表現をつなげて考える
実験的・実践的レクチャーシリーズ第三弾!


木ノ下歌舞伎主宰・木ノ下裕一による人気レクチャーシリーズの第三段。
今回は12月7日(土)、8日(日)春秋座で上演する木ノ下歌舞伎『娘道成寺』を受け、
道成寺伝説をベースに能や歌舞伎で編み出された「道成寺」演目について、
その表象の変遷をたどりつつ、能、歌舞伎から木ノ下歌舞伎に至るまで大いに語ります。

 

 

 

【講師】
劇評論家・渡辺保(わたなべ・たもつ)
演劇評論家。1936年東京生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、東宝入社。
1965年『歌舞伎に女優を』で評論デビュー。企画室長を経て退社、多数大学にて教鞭をとる。
2000年11月紫綬褒章受賞。2009年11月旭日小綬章受賞。
『女形の運命』で芸術選奨新人賞、『俳優の運命』で河竹賞、
『忠臣蔵 もう一つの歴史感覚』で平林たいこ賞と河竹賞、『娘道成寺』で読売文学賞、
『四代目市川団十郎』で芸術選奨文部大臣賞、『昭和の名人 豊竹山城少掾』で吉田秀和賞受賞、
『黙阿弥の明治維新』で読売文学賞を受賞。その他、多数の著書あり。


 

 

【全三回ナビゲーター】
木ノ下裕一(きのした・ゆういち、木ノ下歌舞伎主宰)
1985年7月4日、和歌山市生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。代表作に『娘道成寺』『黒塚』『東海道四谷怪談—通し上演—』『心中天の網島』『義経千本桜—渡海屋・大物浦—』『糸井版 摂州合邦辻』など。 2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネート、2016年に上演した『勧進帳』の成果に対して、平成28年度文化庁芸術祭新人賞を受賞。平成29年度芸術文化特別奨励制度奨励者。渋谷・コクーン歌舞伎『切られの与三』(2018)の補綴を務めるなど、外部での古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。 公益財団法人セゾン文化財団ジュニア・フェロー。

【木ノ下歌舞伎とは】
歴史的な文脈を踏まえつつ、現代における歌舞伎演目上演の可能性を発信する団体。あらゆる視点から歌舞伎にアプローチするため、主宰である木ノ下裕一が指針を示しながら、さまざまな演出家による作品を上演するというスタイルで、京都を中心に2006年より活動を展開している。http://kinoshita-kabuki.org/

 

 
公演情報
9月26日(木)19:00

 
会場:春秋座ロビー
チケット情報
自由席

入場無料・要申込(各回60名・空席あれば当日のご入場可)
お申込み:劇場ウェブサイト申込フォームよりお申込みいただくか、
    下記チケットセンターへご連絡ください。



京都芸術劇場チケットセンター
電話・窓口 075-791-8240(平日10-17時)

主催:京都造形芸術大学舞台芸術研究センター
協力:木ノ下歌舞伎