ダンスゼミ&ラボ2

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参加ダンサー・コレオグラファー/講師

参加ダンサー・コレオグラファー

※五十音順(公募による選考)

今村達紀、上杉創平、大谷悠、きたまり(KIKIKIKIKIKI)、佐藤有華、
築地明香、馬場陽子(淡水)、福岡まな実、本田綾乃、増田美佳

講師プロフィール

ピチェ・クランチェン(タイ・ダンサー/コレオグラファー)※3/5(水)・6(木)公開ゼミ、3/9(日)ショーイング

16歳より、チャイヨット・クンマネーに師事。タイの古典仮面舞踊劇(コーン)の訓練をはじめる。タイ古典舞踊を学び 学士号を取得した後、ダンサーおよび振付家として活動を開始。1998年にバンコクで開催されたアジア競技大会の開会式や閉会式で演出を務める。2001 年、アジアン・カルチュラル・カウンシルのプログラムで、アメリカで7 ヶ月間のレジデンスを行う。2005年、ブリュッセルのクンステンフェスティバルデザールにて、タイのアーティストを代表し、3つのダンス作品を発表。そ の活動はアジアのみならず、ヨーロッパ、中東、北アメリカ各地に広がる。2008年、ヨーロッパ文化財団より「Princess Margriet Award for Cultural Diversity」を授与される。2009年、京都造形芸術大学主催、第3回世界アーティストサミット京都に参加。

キム・ソンヨン(韓国・ダンサー/コレオグラファー)

韓国コンテンポラリーダンスの中核を担うダンサー/コレオグラファー。
2003年韓国若手振付家創作公演で最優秀振付家に選ばれた後、ソウル舞踊祭、青山ダンスビエンナーレ、MODAFE,バニョレなどに招聘され、多くの作品を発表している。現在、多国籍ダンスカンパニー(HOMELESS DANCE COMPANY’)の韓国代表振付家として参加し、オーストラリア、香港、台湾での活動も続けている。2010年以降にはフランス、モントバン劇場、スイス、チューリッヒタンツハウスをはじめ、国内外で公演活動活発におこなっている。韓国国立現代舞踊団招聘振付け家。ソウル大学をはじめ、教育の現場でもコンテンポラリーダンスの活動を展開している。

内藤久義(ないとう・ひさよし)

東大表象文化論博士課程在籍/東大共生のための国際哲学研究センターRA研究員
芸能者の身体に排除や差別の記号を読み解くことを主な研究テーマとし、中世芸能の猿楽などを媒介として、現代まで続く排除・差別の連環の一端を解明する研究をすすめている。
また中世の身体性を残存していると考えられる中世絵巻物の解析、民俗芸能のフィールドワークもおこない、現代演劇、ダンスにも関心を寄せ、東大の研究センターでは、コンテンポラリーダンサーを招き、(ダンスと身体)(記憶と身体)等のワークショップや講義の企画も 積極的におこなっている。

中島那奈子(なかじま・ななこ)

日本舞踊宗家藤間流師範名執、藤間勘那恵。成城大学大学院美学美術史・ニューヨーク大学パフォーマンス研究科修士課程修了。ベルリン自由大学演劇舞踊学研究所にて、論文 "Aging Body in Dance" で博士号(哲学)取得。2011年より埼玉大学にて日本学術振興会特別研究員(PD)。第三回ドイツ・ダンス会議(デュッセルドルフ)など講演多数。ドラマトウルクとしては、Luciana Achugar "Exhausting Love at Danspace Project"(ニューヨーク・ベッシー賞受賞)、砂連尾理『劇団ティクバ+循環プロジェクト』などがある。2012年にベルリンの劇場Uferstudioで国際ダンスシンポジウム『踊りと老い』を企画・開催。2014年5月に東京で、同テーマのダンスシンポジウムを準備中。www.nanakonakajima.com

橋本裕介(はしもと・ゆうすけ)/ 共同企画

合同会社橋本裕介事務所代表、KYOTO EXPERIMENT京都国際舞台芸術祭プログラム・ディレクター。京都大学在学中の1997年より演劇活動を開始。2003年、橋本制作事務所設立。現代演劇、コンテンポラリー・ダンスのカンパニー制作業務や、京都芸術センター事業「演劇計画」などの企画・制作を手がける。2010年よりKYOTO EXPERIMENTを企画、プログラム・ディレクターを務める。

濱口竜介(はまぐち・りゅうすけ)

映画監督。1978年生まれ。東京大学文学部を卒業後、映画の助監督やテレビ番組のADを経て、東京藝術大学大学院映像研究科に入学。2008年、修了制作の『PASSION』が国内外の映画祭で高い評価を得る。その後も日韓共同製作作品『THE DEPTHS』(2010)、東日本大震災の被災者へのインタビューから成る映画『なみのおと』(2011/共同監督:酒井耕)、4時間を越える長編『親密さ』(2012)を監督。現在は神戸に拠点を移し、新作を準備中。

武藤大祐(むとう・だいすけ)※3/5(水)公開ゼミ

ダンス批評家、群馬県立女子大学准教授(美学、ダンス史・理論)。1975年生まれ。現在の研究課題は、近現代アジアを軸としたダンスのグローバル・ヒストリー、およびポストコロニアル・コレオグラフィーの理論。共著『バレエとダンスの歴史』(平凡社、2012)、『Theater in Japan』(Theater der Zeit、2009)、論文「大野一雄の1980年」(『群馬県立女子大学紀要』第33号、2012)、「イヴォンヌ・レイナー『トリオA』における反スペクタクル」(同30号、2009)、「差異の空間としてのアジア」(『舞台芸術』12号、2007)など。2009年より韓国のダンス月刊誌『몸(MOMM)』で時評を連載。2008年よりIndonesian Dance Festival(ジャカルタ)共同キュレーター。

森山直人(もりやま・なおと)/ 企画

批評家。1968年生まれ。演劇批評、現代演劇論、表象文化論。京都造形芸術大学舞台芸術学科教授、同大学舞台芸術研究センター主任研究員および同センター発行の機関誌『舞台芸術』編集委員。京都芸術センター主催事業「演劇計画」企画ブレーン(2004~)。論文に「過渡期としての舞台空間-小劇場演劇における「昭和30年代」」、「〈ドキュメンタリー〉が切り開く〈舞台〉」、「分断と共感-東京国際芸術祭「中東演劇シリーズ」を振り返って」等。

八角聡仁(やすみ・あきひと)

批評家。近畿大学文芸学部文学科教授。京都造形芸術大学舞台芸術研究センター主任研究員。2000~2004年京都造形芸術大学映像舞台芸術学科助教授、2005~2007年同教授。文芸批評、映像論、舞台芸術論。文学、写真、映画、ダンスなどのジャンルを横断しながら、表象のシステムの分析と批評をおこなっている。日本の現代写真を中心的なテーマとしている。

山田せつ子(やまだ・せつこ)/ 企画

舞踊家。明治大學演劇学科在学中、笠井叡に師事。独立後ソロダンスを中心に独自のダンスの世界を展開し、日本のコンテンポラリーダンスのさきがけとなる。国内外の公演多数。ダンスカンパニー枇杷系主宰。世界各地で公演、ワークショップ活動をおこなう。2000年〜2009年京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科(2007年より舞台芸術学科)ダンスの授業を持ち、次世代のダンサー、コレオグラファー育成する。京都造形芸術大学舞台芸術研究センター主任研究員。著書に『速度ノ花』五柳書院。

吉岡洋(よしおか・ひろし)※3/6(木) 公開ゼミ

美学者。1956 年京都生まれ。京都大学文学部哲学科(美学専攻)、同大学院修了。
甲南大学、情報科学芸術大学院大学(IAMAS)を経て、現在京都大学大学院文学研究科教授。専門は美学芸術学、情報文化論。
著書に『情報と生命-脳・コンピューター・宇宙』(新曜社、1993年)、『〈思想〉の現在形-複雑系・電脳空間・アフォーダンス』(講談社、1997年)など。
京都芸術センター発行の批評雑誌『Diatxt.』(ダイアテキスト)1〜8号までの編集長を務める。また、「SKIN-DIVE」展(1999)、「京都ビエンナーレ2003」、「大垣ビエンナーレ2006」などの展覧会企画にも携わっている。文化庁世界メディア芸術コンベンションの座長を3年間務めた。第一回ダンスゼミ&ラボ講師。