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【学生チームレポ】松竹大歌舞伎

お久しぶりです、春秋座だよりの更新でございます!

今回はこのすけプロジェクトにてデザインを担当させていただいています私、鈴木(情報デザイン学科3年生・歌舞伎はかなりの初心者)が9月24日に行われた「松竹大歌舞伎」についての記事を書かせていただきます。よろしくお願いします!

 

当日、私達このすけプロジェクトのメンバーは夜の部の公演を観劇させていただくということで、全員ワクワクドキドキ。歌舞伎を観ること自体初めてだった私は、始終演者の生の声や鳴り物、舞台全体からつくられる雰囲気に圧倒され続けました。「義経千本桜」では狐忠信が徐々に狐の姿を表していく場面で、猿之助さんの表情や動きの愛らしさにすっかり心をつかまれてしまい、鳥肌が。そして彼の生い立ちにほろり…最後に春秋座全体を桜の花びらが覆うなか源九郎狐が喜びの宙乗りをする姿は圧巻で、花びらが地面に舞い落ちるまでずっと口を開けていました。口上では役者お一人ずつのキャラクターが垣間見える場面が。会場からも時折笑い声が起こって、ぴりっとした雰囲気と和やかな雰囲気がうまく相まり、大きな拍手へと導いていました。そして最後は乱暴ものの長兵衛と、村人達が引き起こすドタバタ劇「小栗栖の長兵衛」九代目中車演じる長兵衛の凄まじいダメ男ぶりに観客席からは笑いが…まるで私たちも村人になったように演目を楽しむことができました。村人達のひょうきんな表情や所作に笑いを誘われる演目でした。

 

と、なるだけ短めにレポートをしてみましたが…

私人生初の歌舞伎、非常に感動しました!観劇後は身体も心もなんだかホクホクしておりました。面白かった!

話し言葉があまり分からなくても、十分に楽しめる芸能であるということがわかり、なぜ今まで歌舞伎に対して「堅苦しそう」「難しそう」などという思いをもっていたのだろう?という気持ちになりました。歌舞伎の面白さを食わず嫌いならぬ、「知らず嫌い」のままなんてとても切ない…

学生達に歌舞伎を広める活動にさらに力をいれていきたい!と刺激をもらった一日となりました。

 

鈴木