BONUS ダンスを作るためのプラットフォーム
第3回 超連結クリエイション
3人の振付家・演出家が挑戦する、未来のダンスの発明!!
「障 害(者)とダンスを連結させて映像のダンスを制作してください」との呼びかけに3人の作家はどんなアイディアで応えるのか!ライブでのパフォーマンス、映像の上映、体験型の鑑賞、ゲストやコメンテイターとの対話など、多様なプレゼンテーションから見えてくるのはどんな未来のダンス?障害とテクノロジーとダンスとが連結して、連結して、連結するシアトリカル・エンタテインメント!
Part 1 砂連尾理のアイディアをめぐって
『随意と不随意の境界線を眩く』
ゲスト :熊谷晋一郎(小児科医・当事者研究)
協力:山口情報芸術センター(YCAM)
Part 2 塚原悠也のアイディアをめぐって
『良識とパンクに関して』
Part 3 野上絹代のアイディアをめぐって
『自意識』『解体』『コミュニケーション』をテーマにしたツールの開発
協力:菅俊一
【ゲスト・コメンテイター】
石谷治寛(芸術学)
古後奈緒子(舞踊研究・批評)
【コメンテイター】
伊藤亜紗(美学)
【司会・進行】
木村覚(BONUS)
【日時】 2016年1月24日(日)
開場: 16:45 開演: 17:00 終演予定:20:00
【会場】京都芸術劇場 studio21
【入場料】 無料(要予約)
【予約】www.bonus.danceにて予約受付中
ウェブサイトBONUSにて研究会の記録が公開されました。
劇場実験の映像記録 www.bonus.dance/creation/39/
「障害とダンス」寄稿:石谷治寛 www.bonus.dance/creation/40/
*このイベントは研究会「障害者との共生」(8/15)の成果に基づいています。
調査報告
伊藤亜紗/砂連尾理/田中真実
ディスカッション
塚原悠也/野上絹代
障害者との対話を通して身体についての思考を新たな次元へと進めてみたい。そこで得た思考をもって、ダンスを更新してみたい。公募研究Ⅰ《「ダンス2.0」の環境構築を通して今日的課題へとダンスをつなぐ試み》の研究会では、代表者である木村覚が創設した「ダンスを作るためのプラットフォーム」BONUSと共同し連結クリエイション第3回として「障害者との共生」を模索します。
*「BONUS」: ダンスを作るためのプラットフォームとして2014年7月からスタート。http://www.bonus.dance
*「連結クリエイション」: BONUSが提出するお題にアーティストが答えて映像のダンスを制作するプロジェクト
主催: 文部科学省 共同利用・共同研究拠点
京都造形芸術大学
〈舞台芸術作品の創造・受容のための領域横断的・実践的研究拠点〉
2015年度 共同研究プロジェクト「「ダンス2.0」の環境構築を通して今日的課題へとダンスをつなぐ試み」研究代表者 木村覚
制作協力 一般社団法人日本パフォーマンス/アート研究所
BONUS
ウェブサイト: www.bonus.dance
砂連尾理 (じゃれお・おさむ)
振付家/ダンサー。1991年寺田みさことダンスユニットを結成。1993年〜1994年、ニューヨークにダンス留学。ホセ・リモンテクニークをAlan Danielsonに師事。2002年、「TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2002」にて、「次代を担う振付家賞(グランプリ)」「オーディエンス賞」をW受賞。受賞作『あしたはきっと晴れるでしょ』はジャカルタ、パリ、プラハ、ソウル、ニューヨーク、メルボルンでも上演する等、他の作品も含めてこれまでに海外10ヶ国12都市で公演を行う。2004年、京都市芸術文化特別奨励者。2008年、文化庁・新進芸術家海外留学制度の研修員として、一年間ベルリンに滞在。また、2006年より合気道を始め、現在二段位。近年はソロ活動を中心に、ドイツの障がい者劇団ティクバとの『Thikwa+Junkan Project』(ドラマトゥルク:中島奈那子)、舞鶴の高齢者との『とつとつダンス』、音楽家・野村誠との『家から生まれたダンス』、映像作家・細谷修平との共同制作による名取市閖上(ゆりあげ)の避難所生活者の声を集めたドキュメンタリー『閖上録」、濱口竜介監督映画『不気味なものの肌に触れる』への振付・出演など、ジャンルを横断する新たな活動を展開している。
立命館大学、神戸女学院大学、天理医療大学非常勤講師。http://www.osamujareo.com/
塚原裕也(つかはら・ゆうや)
1979年、京都府生まれ。2004年 関西学院大学文学研究科美学専攻修了。現在、大阪市在住。 06年にダンサーの垣尾優と共に「contact Gonzo」を大阪にて結成。公園や街中で、即興的な身体の接触を開始。contact Gonzoとして、ニューヨーク近代美術館(MoMA)や、ヨーロッパ、東南アジア、南米各国でのダンスフェスティバルなどに多数参加。国内では森美術館 や国立国際美術館、山口情報芸術センター(YCAM)での現代美術展にも参加し、映像、写真、日記などを組み合わせたインスタレーション作品を発表。ソロ活動としては2014年、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館にて始まったパフォーマンスプロジェクト「PLAY」にてソロ名義の作品を発表。また、NPO法人DANCE BOXの「アジア・コンテンポラリー・ダンスフェスティバル(2014)」や、東京都現代美術館の「新たな系譜学をもとめて 跳躍/痕跡/身体」展(2014)でパフォーマンスプログラムのプログラム・ディレクターなども務める。現在、セゾン文化財団シニア・フェロー助成対象アーティストとして採択。 http://contactgonzo.blogspot.jp
野上絹代(のがみ・きぬよ)
幼少よりクラシックバレエ、高校から振付を開始。大学在学中に同級生らと快快(旧名、小指値)を旗揚げ。以降、俳優・振付家・演出家として同団体の活動に国 内外問わず参加。ソロでも俳優・振付・演出を武器に演劇/ダンス/映像/ファッションショーなど幅広く活動。出産、育児経験から幼児と保護者のためのダンス教室なども開催。自らの多様性をも強さに変える表現者として「坂あがりスカラシップ2014」対象者に選出される。
伊藤亜紗(いとう・あさ)
東京工業大学リベラルアーツセンター准教授 東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻准教授(兼任)専門は、美学、現代アート 2010 年に東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究美学芸術学専門分野を単位取得のうえ、退学。同年、同大学にて博士号を取得(文学)。学術振興会特別研究 員をへて、2013年より現職。著書に『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』(水声社、2013年)、『目の見えない人は世界をどう見ているの か』(光文社、2015年)。同時並行して、美術批評誌『Review House』の執筆・編集や、作品の制作にもたずさわる。
木村覚(きむら・さとる)
1971 年千葉県東金市生まれ。美学研究者、ダンス批評。日本女子大学人間社会学部文化学科准教授。近代美学を専門としながら、コンテンポラリー・ダンスや舞踏を中心としたパフォーマンス批評を行っている。artscapeにて身体表現のレビュー担当。主な著作として『未来のダンスを開発するフィジカ ル・アート・セオリー入門』(メディア総合研究所)がある。
開催 | 2016年1月24日(日) | 料金 | 無料(要予約) |
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時間 | 開場: 16:45 開演: 17:00 終演予定:20:00 | 会場 | 京都芸術劇場 studio21 |
主催 | 主催: 文部科学省 共同利用・共同研究拠点 京都造形芸術大学 |
京都芸術大学
共同利用・共同研究拠点事務局(舞台芸術研究センター内)
〒606-8271京都市左京区北白川瓜生山2-116
Tel:075-791-9144 Fax:075-791-9438