【終了】
この上映会企画は、2015年度 共同研究プロジェクト「想起の空間としての劇場」の一環として開催されます。
上映会『記録映像の活用法』は、用途があったりなかったりするまま撮影・編集された記録映像、またはまったく用途がわからなくなっている記録映像を、ただひたすら見てみようというアイディアから企画しました。記録されたものを扱うこと。そこで得られる(得られない) ものは何か。ある期待値を持った活用法や参考映像の上映などを各回ごとに設定し、検証していくための上映会です。
第1回は、特にこれといった目的も無く、または何らかの目的で撮影された舞台の記録映像に、別の目的を与えて上映していきます。今回は1 人の俳優を通していくつかの記録を見ます。1人の俳優が出演した舞台作品の記録映像から、その俳優が出演しているシーンを抜粋してつなぎ合わせました。各作品の間にインタビュー映像を交えて上映します。出演は、関西を拠点に活動している俳優の武田暁さんです。
◇上映予定作品◇
「満開の案山子がなる」: 魚灯 /2002
「この街の底ふかく」: 魚灯 /2004
「島式振動器官」: マレビトの会/2004
「群盗」: 魚灯 /2005
「王女A」: マレビトの会 /2005
「アウトダフェ」: マレビトの会 /2006
「クリプトグラフ」: マレビトの会 /2007
「DICTEE」: 松田正隆 /2008
「声紋都市 – 父への手紙」: マレビトの会 /2009
「血の婚礼」: マレビトの会 /2010
「更地」: KUNIO /2012
「石のような水」: 松本雄吉/2013
他
◇お問合せ◇
2014showing@gmail.com (予約不要・入場無料)
◇本プロジェクトについて◇
京都造形芸術大学<舞台芸術作品の創造・受容のための領域横断的・実践的研究拠点>2015年度共同研究プロジェクト「想起の空間としての劇場」は、アーティストと研究者が「創作」と「研究」を並行して行う場として立ち上がりました。上演シリーズである《showing》は、2014年度に「音」と「写真」を主体としたそれぞれの上演作品を発表しており、それに伴い公開・非公開での研究会やゲストによるレクチャー、トークを開催しました。そして今年度は「映像」を取り上げ、劇場での創作を行います。
◇出演者プロフィール◇
武田暁 Aki TAKEDA
近畿大学文芸学部芸術学科 演劇芸能専攻 卒業。劇団「魚灯」所属。
主な出演作品に卒業制作作品『風枕』(作・演出/ 太田省吾)、魚灯『静物たちの遊泳』『着座するコブ』(作・演出/ 山岡徳貴子)、京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター主催『ディクテ』(演出/ 松田正隆)。桃園会『浮標』(演出/ 深津篤史) KUNIO10 『更地』(演出/ 杉原邦生) 『石のような水』(作/ 松田正隆、演出/ 松本雄吉)『赤ずきんちゃん』(作・演出/ 山口茜) 他、多数。また、松田正隆が作・演出・構成を務めるマレビトの会での出演(『島式振動器官』『クリプトグラフ』『PARKCITY』『HIROSHIMA-HAPCHON』など) がある。
◇研究チーム◇
横堀応彦(東京藝術大学大学院 音楽研究科専門研究員 専門:ドラマトゥルギー ドイツ語圏と日本の現代演劇)
荒木優光(音響作家)
針貝真理子(慶応義塾大学非常勤講師 専門:ドイツ演劇学・思想)
中山佐代(制作者、マレビトの会)
開催 | 2016年1月末 | 料金 | 無料(要事前予約) |
---|---|---|---|
会場 | 京都芸術劇場 春秋座 | 主催 | 京都造形芸術大学 共同利用・共同研究拠点 公募研究Ⅲ共同研究プロジェクト「想起の空間としての劇場」研究代表者 横堀応彦 【協力】 KYOTO EXPERIMENT、魚灯、杉原邦生、松本雄吉、マレビトの会 |
京都芸術大学
共同利用・共同研究拠点事務局(舞台芸術研究センター内)
〒606-8271京都市左京区北白川瓜生山2-116
Tel:075-791-9144 Fax:075-791-9438