日本では、大学が演劇人、特に実践家の養成を担ってきた歴史はまだ浅いが、この10年間で大学おける演劇教育の位置づけは大きく変容している。
日本を除くアジア各国では、欧米の先進的なメソッドを進んで採用し、自国の伝統と融合させた実践的カリキュラムを確立している大学が数多く存在する。
この研究プロジェクトは、アジア芸術教育協議会(ALIA)のネットワークを活用しながら、5ヵ年の継続的なプロジェクトとして、各年度に各大学より2名の研究協力者を招聘し、ワークショップとシンポジウムを実施することで、日本の高等教育機関に相応しい演劇教育のあり方を研究する。
第3回となる2016年度は、国立台北芸術大学(台湾)より演技指導者を招聘し、本学学生と卒業生を対象とした演技ワークショップを開催する。シンポジウムにおいては、同学演劇学科学科長によるプレゼンテーションと国内の共同研究者を交えた意見交換を実施する。
■日時
2017年
2月6日(月)
〈ワークショップ〉 10:00-15:00 講師:蒋薇華
〈シンポジウム〉 15:30-18:00 講師:張啓豊
「国立台北芸術大学における演劇教育の実際と展望」
モデレーター:平井愛子(京都造形芸術大学舞台芸術学科教授)
共同研究者:永田靖(大阪大学文学研究科教授)
2月7日(火)
〈ワークショップ〉10:00-15:00 講師:蒋薇華
■会場
京都芸術劇場 studio 21(京都造形芸術大学内)
ワークショップ見学者・シンポジウム聴講者 募集中
**予約受付開始 2016年12月5日(月)**
ワークショップ見学、シンポジウム聴講に参加ご希望の方は、事前のご予約が必要です。以下のメールまたは、お電話にてお申込ください。
※ワークショップ受講者は京都造形芸術大学舞台芸術学科在学生または卒業生です。
※定員:20名程度
講師(プロフィール)
張啓豊 Chang, Chi-Feng
国立成功大学博士課程修了(Ph.D.)。現・国立台北芸術大学演劇学院演劇学科学科長。同大学院研究科長。専門は、中国伝統演劇史、中国伝統演劇論、台湾演劇。主な論文に「藩之恆と彼の舞台芸術評論」、「台湾における伝統芸能の変容」などがある。
蔣薇華 Chiang, Wei-Hua
米国モンタナ大学大学院修了(MFA)。国立台北芸術大学演劇学院准教授。専門は、演技とタップダンス。俳優としての豊富な経験に加え、演出家としても「TAPTHATBEAT-タップのラプソディと変貌」を手掛けた。
現在、同大学で主に演技基礎、タップダンスを指導している。
開催 | 2017年2月6日(月)、7日(火) | 料金 | 無料(要事前予約) |
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会場 | 京都芸術劇場studio21 | 主催 | 京都造形芸術大学舞台芸術研究センター共同利用・共同研究拠点 |
京都芸術大学
共同利用・共同研究拠点事務局(舞台芸術研究センター内)
〒606-8271京都市左京区北白川瓜生山2-116
Tel:075-791-9144 Fax:075-791-9438