「未来のワークショップを創作する」ための研究会 参加者募集!!
「ダンス上演のオルタナティヴとなるワークショップを発明してください」というテーマとともに今年度のBONUSは進んでいきます。ワークショップこそアーティストが観客と「自治的な集団の場」を創造しうる今日的表現形式なのではないか?そう考え、このテーマを神村恵、砂連尾理、篠田千明の3人に渡しました。今回のプロジェクトを通して、多くの参加者が未知なる「ワ ークショップ」の新鮮なアイディアを思いつき、実践する未来に期待しております。 来年1月には、京都造形芸術大学にてまとめのイベントを予定しています。それまでに大小様々な企画を進行していきます。
まずは7月に研究会を行います。【リサーチ編】では、先ごろ直接民主制を導入するかもしれないというニュースで話題になった大川村(高知県土佐郡)を訪問します。離島を除くと日本最少人数の村で起きていることは、日本の未来を先取りしているかもしれません。ワークショップが 仮設的に社会を生成させる営みなら、高齢化や人口減少が進む共同体の現状を知ることで、集団 的創造のヒントが見つけられないか、、、との思いから、大川村をリサーチします。当日は、地 元の方との交流や急峻な地形を生かしたワークショップも準備しています。
【イベント編】では、前半に菅原直樹(OiBokkeShi主宰)さんの「老いと演劇のワークショップ」を体験し、考察していきます。後半は、前日までに実施された大川村のリサーチ成果を報告、また「ワークショップ」をめぐってのディスカッションを出演者たちと行い、議論を深めていきます。
【リサーチ編】【イベント編】どちらも、ワークショップの講師経験者の方、これからワークショップの講師を務めたいと考えている方、振付家・ダンサー、ダンス研究者、そしてもちろん一 般の参加者の方も大歓迎です。【イベント編】ではWSの見学希望者も募ります。
ワークショップは「未来のダンス」となるのか。皆さんと、ワークショップの可能性を考え・実行できたらと思います。
BONUSサイトにてワークショップにまつわるこれまでのインタビュー等が掲載されております。
ぜひご覧ください! → http://www.bonus.dance/
【リサーチ編】
「未来のワークショップを創作する」ための大川村訪問
日時:2017年7月7日~8日
集合場所・日時:
高松駅 7/7 11:00(7/8 16時ごろ高松駅解散)
参加料:実費のみ。募集人数は5名程度
主な内容:
・大川村の村民にお話を聞く(7/7の午後、夜を予定)
・神村恵さんのWS「山を平たく登るWS」(7/8の午前を予定)
【イベント編】
「未来のワークショップを創作する」ための研究会
日時:2017年7月9日 13:00-18:00
会場:京都造形芸術大学内 楽心荘
入場料:無料(事前予約制)
WS参加希望(30名程度)/WS見学希望(10名程度)
主な内容:
・菅原直樹「老いと演劇のワークショップ」を体験・考察する(13:00-15:30)
・大川村リサーチの報告会(15:30-16:00)
・未来の「ワークショップ」をめぐるディスカッション(16:00-18:00)
出演者:
菅原直樹(OiBokkeShi主宰)
神村恵(振付家・ダンサー)
篠田千明(作家・演出家)
砂連尾理(振付家・ダンサー)
伊藤亜紗(東京工業大学)
木村覚(日本女子大学BONUS)
〈予約方法〉
【リサーチ編】に参加希望の方は、6/30(早目にご相談ください)までに
bonus.dance.2@gmail.com宛てに件名を「ワークショップリサーチ」とし「お名前」「連絡先」「参加人数」を記入の上、メールをご送信ください。
【イベント編】に参加(見学)希望の方は、7/7までにbonus.dance.2@gmail.com 宛てに件名を「ワークショップイベント」とし「お名前」「参加/見学のどちらか」「連絡先」「参加人数」を記入の上、メールをご送信ください。(応募多数の場合予約を早目に締め切る場合があります)
BONUS第5回連結クリエイション関連企画
「未来のワークショップを創作する」ための研究会
研究代表者 木村覚(日本女子大学 BONUS)
研究分担者 伊藤亜紗(東京工業大学)
研究協力者 神村恵、篠田千明、砂連尾理
小沢康夫(日本パフォーマンス/アート研究所)
神村恵|かみむらめぐみ|振付家・ダンサー
ダンサー、振付家。2004年よりソロ作品を発表し始め、国内外の様々な場所でパフォーマンスを行う。2006年より、神村恵カンパニーとしても活動を開始。また、他のアーティストとの共同制作も精力的に行っている。2010年トヨタコレオグラフィーアワードファイナリスト。2014年4月、STスポット にてカンパニー作品「腹悶」を上演。物質としての体・感覚する主体としての体・何かを指し示す体、が交差する場としてダンスを立ち上げる方法論を探っている。
篠田千明|しのだ・ちはる|演出家・作家・イベンター
演出家、作家、イベンター。1982年東京生まれ。2004年に多摩美術大学の同級生と快快を立ち上げ、2012 年に脱退するまで、中心メンバーとして主に演出・脚本・ 企画を手がける。以後、バンコクを拠点としソロ活動を続ける。 近年は「四つの機劇」「非劇」と、劇の成り立ちそのものを問いながら作品を制作し、最新作はチリの作家の戯曲を元にした「ZOO」。 公益財団法人セゾン文化財団2016、17年度ジュニアフェロー。
砂連尾理|じゃれお・おさむ|振付家・ダンサー
91 年、寺田みさことダンスユニットを結成。02 年、「TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2002」にて、「次代を担う振付家賞」(グランプリ)、「オーディエンス賞」をW受賞。04年、京都市芸術文化特別奨励者。08年度文化庁・在外研修員として、ドイツ・ベルリンに1年滞在。近年はソロ活動を中心に、ドイツの障がい者劇団ティクバとの「Thikwa+Junkan Project」、京都・舞鶴の高齢者との「とつとつダンス」、宮城・閖上(ゆりあげ)の避難所生活者への取材が契機となってプロジェクト化した「猿とモルターレ」等を発表。著書に「老人ホームで生まれた〈とつとつダンス〉―ダンスのような、介護のような―」(晶文社)。
開催 | 2017年7月7日(金)~9日(日) | 料金 | 無料(要予約) |
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会場 | 楽心荘(京都造形芸術大学内) | 主催 | 2017年度研究プロジェクト「「ダンス2.0」の環境構築を通して今日的教育という課題へとダンスをつな ぐ試み」 |
京都芸術大学
共同利用・共同研究拠点事務局(舞台芸術研究センター内)
〒606-8271京都市左京区北白川瓜生山2-116
Tel:075-791-9144 Fax:075-791-9438
神村恵
篠田千明
砂連尾理