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2017年度共同研究プロジェクト「「ダンス2.0」の環境構築を通して今日的教育という課題へとダンスをつなぐ試み」
超連結クリエイション vol. 5 in Tokyo サバイバー/媒介者/誘惑者を作るためのトーク&ワークショップ

 2017年度共同研究プロジェクト「「ダンス2.0」の環境構築を通して今日的教育という課題へとダンスをつなぐ試み」では、研究代表者の木村覚さんが主宰するBONUSのテーマをもとに研究会・劇場実験を行います。
2018年1月に京都芸術劇場 studio21にて開催の参加型公開実験を前に、東京で関連したプログラムが開催されます。

BONUSウェブサイト


 振付家・ダンサーの砂連尾理さんと神村恵さん、演出家・作家の篠田千明さんの三人を協力者に、今年度のBONUSは「ワークショップ」の可能性を探っています。
 ワークショップとは観客が能動的・主体的に参加できる、非常に可能性を秘めた、しかしまだ開発途上の芸術の形態ではないか、そんなことを考えています。黙って客席で鑑賞している場合ではない(?)世界になってきて、不安や欠乏や危機を感じるけれど、そんな世界だからしなやかに生きる「サバイバー/媒介者/誘惑者」にあなたもわたしもなっていかなきゃ、なんて気持ちにもなります。そうした状況のまっただ中で、ダンスはどんな力が発揮できるのだろう? どんな社会をダンスは生み出せるのだろう? 
 三人の作家、ゲスト講師の皆さん、そして一般参加者のみなさんと一緒に、ダンスと社会の次なる関係を探してみたいと考えています。

  • 日時 12/23, 24(両日とも13:00-18:00)
  • 場所 日本女子大学新泉山館
  • 料金 各回無料(ただし、事前予約をお願いします。)

事前予約の方法 
12/20までに以下のアドレス宛に氏名、連絡先(お電話番号)、予約人数と希望の回、例えば、「PART1」「PART2」あるいは「PART1, 2, 3」「PART1-4」などと明記してお送りください。 早めのご予約をお勧めいたします。

予約用アドレス  bonus.info00@gmail.com

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1日目 2017年12月23日(土)

PART 1 映像にはダンスの何が写っている/いないのか?
12/23 13:00-15:00 120分(トーク)定員40名
 ゲスト:濱口竜介(映画監督)、川崎公平(映画研究)、砂連尾理(振付家・ダンサー)
 司会:木村覚(BONUS)
 概要:
 ・濱口竜介と考える映像とダンスの関係
 ・映像/身体を媒体に生まれる社会の形
  現代は「踊ってみた」などを挙げるまでもなく映像を媒介に大量のダンスが流通している時代です。その一方で映像にはダンスは映らないという考えはいまだ根強い。映像にはダンスの何が写っているのか、何は写らないのか、問うてみたくなりませんか。「トリオA」と濱口竜介さんの映画作品を取り挙げながら、ゲストともに映像とダンスの本質へと迫っていきます。


PART 2 「トリオA」を研究してあなたのダンスを創作してみよう
12/23 15:30-18:00 150分(WS)定員15名
 ファシリテーター:神村恵(振付家・ダンサー)
 サポーター:木村覚(BONUS)
 概要:
  50年以上前に生まれたポストモダンダンスは、ダンス史の決定的な更新を引き起こしました。とはいえ、その可能性をぼくたちはまだ十分に使いこなしていないかもしれません。これは、イヴォンヌ・レイナーの代表作「トリオA」の研究し、それを触媒にして、未知のダンスをあなた自身が創作してみるためのワークショップです。きっと誰でも「未来のダンス」を創作できます。

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2日目 2017年12月24日(日)

PART 3 中野民夫さんと観客×ワークショップの可能性を考えてみよう
12/24 13:00-15:00 120分(トーク+WS) 定員20名 
 ファシリテーター:中野民夫(東京工業大学教授)
 ゲスト:宮晶子(日本女子大学准教授、建築家)
 概要:
  ダンスのワークショップは数多実践されているけれど、そもそも「ワークショップ」とはどんな目的があって生み出され、どんな方法が編み出されてきたのか、いま、振り返っておくことはとても大切なことではないでしょうか。『人工地獄』のクレア・ビショップは自治的な集団の場を回復させ、生起させる形態として参加型アートを定義しましたが、ワークショップもまた集団の創造(集団で創造すること/集団を創造すること)の場であると考えます。ワークショップのエキスパートである中野さんと実践的に考察してみます。ゲストの宮さんからも建築の立場から刺激をもらいます。


PART 4 不安と欠乏から「民主主義」を構想する
12/24 15:30-18:00 150分(トーク+WS) 定員 20名
 ファシリテーター:砂連尾理(振付家・ダンサー)、神村恵(振付家・ダンサー)、篠田千明(演出家・作家)
 サポーター:木村覚(BONUS)
 概要:
  BONUS1月イベントに向けたプレイベントとして
  来年の1月下旬のBONUSのイベントでは「ワークショップ」の創造をテーマに展開する予定です。初夏に砂連尾さん、神村さん、篠田さんにBONUSから「ダンス上演のオルタナティヴとなるワークショップを発明してください」という課題を渡し、目下、その「発明」に向けた活動を続けております。集団の創造の場であるワークショップによって、ぼくたちは自分たちのいまの思考をどこまで更新することができるのでしょう。トークとWSを往復しながら、受講者のみなさんと「未来のワークショップ」を探索していきます。



超連結クリエイション vol. 5 in Tokyo
サバイバー/媒介者/誘惑者を作るためのトーク&ワークショップ
「トリオA」と「ワークショップ」を研究して次の世界を生きる
日本女子大学総合研究所研究課題64 ダンス史に残るマスターピース再現プロジェクト
助成: 
日本女子大学総合研究所研究課題64「ダンス史に残るマスターピース再現プロジェクト」 
京都造形芸術大学〈舞台芸術作品の創造・受容のための領域横断的・実践的研究拠点〉2017年度共同研究プロジェクト「「ダンス2.0」の環境構築を通して今日的教育という課題へとダンスをつなぐ試み」(研究代表者:木村覚) 
研究代表者:木村覚(日本女子大学 BONUS) 
研究分担者:伊藤亜紗(東京工業大学) 
研究協力者:神村恵、篠田千明、砂連尾理、小沢康夫(一般社団法人日本パフォーマンス/アート研究所)
協力: 
京都造形芸術大学<舞台芸術作品の創造・受容のための領域横断的・実践的研究拠点>2017年度共同研究プロジェクト「老いを巡るダンスドラマトゥルギー」(研究代表者:中島那奈子) 
一般社団法人日本パフォーマンス/アート研究所
開催2017年12月23日, 24日料金各回無料(ただし、事前予約をお願いします。)
時間両日とも13:00-18:00会場日本女子大学新泉山館

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京都芸術大学
共同利用・共同研究拠点事務局(舞台芸術研究センター内)
〒606-8271京都市左京区北白川瓜生山2-116
Tel:075-791-9144 Fax:075-791-9438