眠れる森の美女 全2幕

あらすじ

舞台は17世紀、フロレスタン王の宮殿。王女オーロラ姫の、洗礼式のお祝いに招かれた「優しさ」「元気」「のんき」など5人の妖精たちがオーロラ姫の幸せな人生のための性格を約束します。そこへ招かれなかったことを怒る悪の妖精カラボスが登場し、「オーロラ姫は16歳の誕生日に糸つむぎの針に刺されて死ぬだろう」との呪いをかけます。しかしリラの精が、「呪いを完全に消すことは出来ないが、姫は死ぬのでなく100年の眠りにつく」と予言します。

愛らしく美しい娘に育ったオーロラ姫16歳の誕生日。オーロラ姫は4人の求婚者(王子)たちと踊ります。そこへ老婆に化けたカラボスが登場し、花束をオーロラ姫に渡します。花束に仕込まれた針に刺された姫は、そのまま深い眠りにつきます。それを知ったリラの精は城全体を100年の眠りにかけます。

100年の歳月の後、森へデジレ王子とその一行が狩にやってきます。リラの精が見せるオーロラ姫の幻影に魅せられた王子は、城へと向かい、カラボスを倒します。そして、オーロラ姫に口づけします。すると姫は目を覚まし、城全体も眠りから覚めます。デジレ王子はオーロラ姫と結婚式を挙げます。
様々な童話の主人公たちや、金、銀、宝石の精たちが二人を祝福して踊ります。そして姫と王子の華麗な踊りで祝宴を締めくくります。

有名なパ・ド・ドゥ

男性ダンサーが観客を魅了する“フロリナ王女と青い鳥が織り成すパ・ド・ドゥ。
ストーリーの最後に華やかに繰り広げられるオーロラ姫とデジレ王子によるパ・ド・ドゥは最大の見せ場となっています。

見どころ満載の結婚式!

ラストのデジレ王子とオーロラ姫の結婚式では、長靴をはいた猫、赤ずきん、青髭公と妻たち、青い鳥、
シンデレラなど有名な童話の登場人物が登場します。
オーロラ姫を中心に華やかで魅力溢れる踊りは最後まで見逃せません。