京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター主催
研究会 ダンス 研究と実験VOL.2 2009
土方巽~言葉と身体をめぐって

京都芸術劇場 春秋座 studio21

土方巽――言葉と身体をめぐって

2011年3月9日(水) 発売!

企画・編集
京都造形芸術大学舞台芸術研究センター
責任編集
山田せつ子・八角聡仁・森山直人
定価
1,575円(税込)

京都造形芸術大学舞台芸術研究センターでは、2009年6月から10年3月にかけて、「土方巽研究会」(全3回)を公開で開催しました。本書は、そこでの活発な議論を踏まえ、参加者が新たに書き下ろした文章を中心に編集した書物です。
舞踏だけでなく、日本の現代芸術全体に強烈なインパクトをあたえた土方巽(1928-86)の業績を、没後25年目の今、〈表現の現在〉へと接続するための新たな視角と可能性を探ります。

目次

土方さんに触りにいく―序にかえて山田せつ子
封印された演劇宇野邦一
「髪型」の重さ田中弘二
舞踏譜の舞踏―土方巽の舞踏の構造あるいは作舞の方法森下隆
土方巽・暗黒舞踏の受容と変容―21世紀の舞踏の身体のリアリティに向けて三上賀代
「肉体」に留まることの過酷さ―土方巽の〈踊ること〉をめぐって森山直人
土方巽の可能性、あるいは群舞の可能性三浦基
『病める舞姫』の構造安藤礼二
踊る文体を読む―土方巽の技法と言葉稲田奈緒美
土方巽の書法、あるいは「文」に抗う身体八角聡仁
『病める舞姫』試論―そして絶望的な憧憬國吉和子
土着性とジェンダー渡邊守章

図版構成――「舞踏譜」スクラップブックより
      「病める舞姫」加筆稿より
巻末―研究会記録 文献案内 公演年譜

A5版240ページ
発行=角川学芸出版/発売=角川グループパブリッシング

※全国書店、舞台芸術研究センターにてご購入いただけます。
お問合わせ 京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター
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