春秋座歌舞伎舞踊公演インタビュー+

5月8日(土)春秋座にて歌舞伎舞踊公演が行われます。
それに先立ち「京都芸術劇場ニュースレター」では
出演の市川笑三郎さん、段治郎さん、弘太郎さんに公演の見どころや
歌舞伎舞踊に対する思いについて様々なお話をうかがいました。
京都芸術劇場ニュースレター」で掲載しきれなかった
3人の楽しいお話を5回にわたり連載します。

第4回 京都のお気に入りスポットは?

―ところで今回の「歌舞伎舞踊公演」は京都での公演ですが、
京都といえばここ!という、京都に行くと必ず立ち寄る場所とか、お店はありますか?
笑三郎
最近は顔見世(12月に南座で行われる恒例の歌舞伎興業)で
京都に行くことが多いので、
そうすると出番は限られた時間だけなんですよね。
特に最近は夜の最後の方が多いので、昼は時間が空いている。
だから、とりあえず歩けるところまで歩いてみようと思って。
結構、もう道があればそのまんま歩ける所まで
歩いて行っちゃったりとかして。
―どこからどこまでですか?
笑三郎
えーっとですね、祇園辺りから
造形大(京都造形芸術大学)まで。
―ええっ!
笑三郎
ずっとずっと歩いて散歩がてら行ったことがありますよ。
―何時間か、かかりますよね。
笑三郎
かかりました。
でも、12月でも今は暖かいですからね。
―途中、歩きながらお店に立ち寄ったりとか?
笑三郎
お寺とかにですね。
―お寺に立ち寄ったりしながら、ずーっと散歩する…。
笑三郎
えーっと、どこでしたっけ、動物園がありますよね。
―京都市動物園。岡崎のところですよね。

京都市動物園
笑三郎
はい。あそこへも立ち寄りました。
で、「あ、キリンがいる!」とかって見てね。
久しぶりに動物を見て癒されました。
―そうですよね。大人になると動物園に行く機会がないですからね。
笑三郎
それで「この子はこういう風に寝ます」という
絵や特徴とかが檻の前に描いてあるんです。
「あ、ホントだ、ホントだ」って見てね。楽しかったですね。
―段治郎さんは?
段治郎
初めての京都公演は顔見世だったんですけれども、
京都は修学旅行で行った場所なんでウキウキして。
最初はお寺巡りをしたり、祇園とか先斗町とか歩きました。
もう京都にしかない町並みですので。
やっぱり僕も本当によく歩きますね。
それと僕の後援会の会長が京都でお店をやっていますので、
公演がない時もたまに遊びに行きます。

五花街のひとつ先斗町
―歩くっていうのは共通していますね
段治郎
鴨川堤もよく歩きますね。
僕も鴨川をずーっと通って、北大路の方まで行って造形大まで歩いたりとか。
―同じぐらいの距離を歩かれていますね。

鴨川
段治郎
散歩が楽しい町ですよね。
笑三郎
それに道に迷わないじゃないですか。
段治郎
碁盤の目ですからね。
笑三郎
えぇ。歩きやすいですよね。どこか脱線しても絶対に
元に戻れるので。右とか左とかに曲がればね。
感覚が分からなくなることがないのでね。
段治郎
四条河原や三条河原とか、本能寺の辺りとか、
歌舞伎縁の地も多いのでね、そういう楽しみもありますよね。
笑三郎
南禅寺の山門は、行けばやっぱり
「絶景かな」って気分になれますよね。

南禅寺
―弘太郎さんは、いかがですか?
弘太郎
一時期、幕末のことに凝っていた時期があったので、
壬生の方まで歩いて行ったりとか。
時間があると新撰組の縁の所とか色々行ったりしました。
それから初めて京都に行ったのが
造形大学の公演だったんですが、
その後一日休みだったんで、
一人で人力車に乗りに行ったんです。
―それは清水寺とか?
弘太郎
いや銀閣寺の方…哲学の道とか。
修学旅行生に笑われて、すっごい恥ずかしかった。
もう二度と一人で乗らないです。
―殿様気分ですね(笑)。
弘太郎
いやー、だんだん小さくなっていって。
みんなに笑われるから。
―新撰組がお好きなんですね。
弘太郎
本を読んだりして、凝っていた時期がありました。
―歴史物で何かこの時代ってあります?
弘太郎
やはり幕末がいい。幕末は面白いですよね。
(つづく)

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