P.P.Pasolini's Calderon 『カルデロン』

スタッフ

作:ピエル・パオロ・パゾリーニ
1922年イタリア・ボローニャで、ファシスト軍人の父と元教師の母の長男として生まれる。飛び級でボローニャ大学文学部に入学、ロベルト・ロンギに師事。ファシスト政権におけるイタリア語統一の中で方言での表現を模索し、20歳で処女詩集「カザルサ詩集」を自費出版。22歳の時、方言による戯曲『フリウリのトルコ人たち』執筆開始(没後76年発表)。1956年フェデリコ・フェリーニ監督より「カリビアの夜」共同脚本の依頼を受けたのをきっかけに、次々と映画作品を発表、国際的評価を得る。75年『ソドムの市』撮影直後、ローマ郊外の海岸で他殺体で発見されたが、事件の真相は未だ不明。享年53歳。

構成・演出:川村毅
劇作家、演出家。ティーファクトリー主宰。1980年明治大学政経学部在学中に第三エロチカを旗揚げ。2002年自作プロデュースカンパニー、ティーファクトリーを設立、以降発表の拠点としている。「新宿八犬伝 第一巻-犬の誕生-」にて1985年度第30回岸田國士戯曲賞受賞。1996年ACC日米芸術交流プログラムのグランツを受けNYに滞在。1998年ニューヨーク大学演劇学科に客員演出家として招かれる。近年の主な作品に、<神なき国の夜>三部作、作・演出(2005-08年ティーファクトリー)、「オトコとおとこ」(2006年文学座アトリエ公演・書き下ろし)、「アルゴス坂の白い家」(2007年新国立劇場公演・書き下ろし)、「ハムレットクローン」作・演出(2003年ドイツ、2004年ブラジルツアー)、E.イェリネク作「ウルリーケ メアリー・スチュアート」(2008年TPT・台本、演出)等。2003年世田谷パブリックシアターと京都造形芸術大学舞台芸術研究センター共催公演として初演の作・演出作品「AOI/KOMACHI」は、2007年国内ツアー・NY他北米ツアーにて再演。英・仏・独・伊語に翻訳され、出版や現地でのリーディング公演などが行われている。2010年、30周年記念公演として『新宿八犬伝 第五巻』を春秋座ほかで上演、第三エロチカを正式解散した。京都造形芸術大学舞台芸術学科教授。日本劇作家協会、日本演出者協会会員。2013年『4 four』にて第16回鶴屋南北戯曲賞受賞。
HP:http://www.tfactory.jp/

衣裳・美粧:宇野亜喜良
照明:奥田賢太(colore)  音響:原島正治 映像:今西祥太 衣裳・美粧助手:野村直子 
ヘアメイク協力:川村和枝(p.bird) 衣裳制作:宮村泉 演出助手:小松主税 
舞台監督:小笠原幹夫(劇工房 双真)

翻訳協力:ロレータ・グアーリオ
宣伝美術:マッチアンドカンパニー(表1)、 制作:平井佳子(ティーファクトリー)
協力 ダンテ・アリギエーリ協会 東京支部、公益財団法人セゾン文化財団、ケイセブン中村屋、文学座、J.CLIP、俳優座、ストローハウス、キャンパスシネマ
[京都公演]主催:京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター 後援:イタリア文化会館 大阪