Percussion × Dance × Art ニルヴァーナ‐泥洹‐土取利行 meets サルドノ W. クスモ

ニルヴァーナ‐泥洹-とは

土取利行のパートナーである故・桃山晴衣(音楽家)が三味線で演奏を続けてきた曲で、 ニルヴァーナ(涅槃)の漢訳です。この曲を基に、土取はさまざまな楽器を用いて インドネシアの舞踊との交響を目指します。

土取利行とクスモとの出会い

1976年より、巨匠ピーター・ブルックの国際劇団で演奏家、音楽監督として活躍をしてきた土取利行は、 ブルック最大の演劇作品「マハーバーラタ」の音楽製作のためアジア各国を巡り歩き、多くの芸術家と交流してきた。 このとき、バリ島出身の劇団員に紹介されたインドネシアのアーティストの中に、舞踊家サルドノ・クスモがいた。

87年、土取はパートナーの桃山晴衣と岐阜県郡上八幡に活動拠点を移し「立光学舎」を設立。 地域の芸能を基にした創造活動を開始したが、同時に、ブルック国際劇団時代に出会った インドネシアアーティストをはじめとする世界のアーティストの文化交流は続けていた。 98年にはジャカルタでの「アートサミット・インドネシア」に招聘され、当時「ピテカントロプス」という 作品を創っていた舞踊家サルドノに、彼の生誕地にあるジャワ原人の遺跡を紹介してもらい、 いつか共演をと親交を深めてきた。 その二人の思いが今秋日本で、初のコラボレーションが実現する!