2012年6月、四代目市川猿之助を襲名。2013年5月、京都芸術劇場 春秋座 芸術監督に就任。そして、2月、就任後初めて春秋座の舞台で猿之助が舞踊を披露いたします。
演目は伊達にちなんだ二題「助六」と「女伊達」をおおくりいたします。
舞台はともに江戸吉原。夜桜を愛でる男伊達の踊りの「助六」は、荒々しく豪快な荒事と柔らかく優美な和事を兼ね備え、すっきりとした華やかさが見どころです。
「女伊達」は颯爽と現れた男勝りの女侠客が、ならず者たちを鮮やかに手玉にとり、勇ましい女性の格好よさを見せてくれます。
対称的なこの二題を、この度猿之助が初挑戦にて、粋であでやかな江戸男と心意気あふれる江戸女を見事に演じ分けます。間に楽しいトークも挟み、猿之助舞踊の醍醐味をたっぷりとご堪能くださいませ。