平成27年度 文化庁 大学を活用した文化芸術推進事業「大学の劇場」を活用した総合的な舞台芸術アートマネジメント人材育成事業主催:京都造形芸術大学舞台芸術研究センター

プログラムB
舞台制作者のための「現場学」I
―短期集中編

終了しました。

創造的な知見と現場的スキルを兼ね備えたアートマネジメント人材を育成するためのレクチャー・プログラムを実施します。現在、日本の舞台芸術界を牽引する舞台芸術プロデューサーのうち、蔭山陽太氏、橋本裕介氏の2名を招き、二人のコンセプト・デザインのもとに、「舞台制作の現場」をテーマにしたレクチャー&ディスカッションを行ないます。

日程:平成27年5月1日(金)~5月5日(火・祝)
会場:京都造形芸術大学人間館NA406教室

コーディネーター:

蔭山陽太(ロームシアター京都 支配人兼エグゼクティブプロデューサー)
橋本裕介(ロームシアター京都/KYOTO EXPERIMENTプログラムディレクター)

参加料:無料
募集人数:10名程度 ※応募者多数の場合は選考あり。結果は、締切後、すべての応募者にご連絡します。

募集対象:
キャリア10年未満の制作者(劇場勤務、劇団、ダンスカンパニー、フリーランス等)で、自身のスキルアップに意欲的な方。計5日間のプログラムに参加できる方。

お申込み締切日:4月24日(金)

※ゲスト講義は単発受講も可能です。(要お申込み*各講義3日前まで)

プログラム内容

(1)アーツサポートの歴史と課題 

アートマネジメントの現場は日々の業務に追われ、芸術と社会の関係についての基本的な考えに立ち返ることの出来る機会は実は少ない。
この講座では、芸術を支える公的な資金に関する歴史と具体的な事例を学びながら、現代社会における芸術文化のあり方について探る。それを通じて、参加者自らアートマネジメントの役割を自分の言葉で定義できる契機としたい。

講師:橋本裕介(ロームシアター京都/KYOTO EXPERIMENT プログラムディレクター)

日程:
5月1日(金) 18:30~20:00オリエンテーション
5月2日(土) 10:00~12:00講義
13:00~15:30 ★公開レクチャー ゲスト講義(1) 「日本における企業メセナの成り立ちと現状」
講師:荻原康子(公益社団法人企業メセナ協議会 事務局長)
16:30~19:00グループディスカッション(1) オブザーバー:原智治(京都市文化市民局 文化芸術都市推進室 文化芸術企画課 振興係長)
5月3日(日)10:00~12:30 ★公開レクチャー ゲスト講義(2) 「芸術支援の公共性とは」
講師:片山正夫(公益財団法人セゾン文化財団 常務理事)
13:30~15:30グループディスカッション(2)
16:00~17:00プレゼンテーション・まとめ

(2)<現場>から問い直すアートマネジメント

真に創造的なプロデューサー・舞台芸術制作者に必要なのは、既存のあり方や概念を鵜呑みにすることなく、内在する問題点を的確につかみ、そこから創造的な変化をもたらすことができる「眼」を養う事である。この講座では、第一線に立つ講師を迎え、「アートマネジメント」という一見自明の概念を、「現場」の視点から根底的に問い直す。舞台芸術制作者の未来像を探り、受講者自身のキャリアデザインを考える一助としたい。

講師:蔭山陽太(ロームシアター京都 支配人兼エグゼクティブプロデューサー)

日程:
5月4日(月・祝)10:00~12:00オリエンテーション
13:00~15:00★公開レクチャー ゲスト講義(1) 「クリエイティブ・プロデューサー 〜未来を切り開く新しい制作者像〜」
講師:伊藤達哉(有限会社ゴーチ・ブラザーズ代表)
15:30~17:30 ★公開レクチャー ゲスト講義(2) 「PR&マネジメント会社の視点から」
講師:三好佐智子(有限会社quinada代表)
18:00~20:00グループディスカッション(1)
5月5日(火・祝)10:00~12:00グループディスカッション(2)
13:00~15:00グループディスカッション(3)
16:00~18:00まとめ

※ 内容は変更になる場合がございます。
※ 講座中および最終日に課題の提出や資料作成、プレゼンテーションを行います。