琉球舞踊と組踊 春秋座公演

第一部 琉球舞踊

琉球舞踊は琉球王国時代に宮廷で作られた踊りを基本とし、「若衆踊」「女踊」など古典舞踊に加え、明治以降、民謡や庶民の風俗を取り入れて作られた「雑踊」などがあります。

今回、トリを飾るのは、人間国宝の宮城能鳳。女形の第一人者が、女性の踊りの中で最高峰というべき雑踊「花風」を踊ります。恋人が旅立つ船を、遠くからそっと見送る遊郭の女性の姿を写したもので、番傘をかたげて美しい様を見せます。

若衆踊若衆特牛節(わかしゅくてぃぶし)/玉城 匠・西門 悠雅
女 踊かせかけ(かしかき)/新垣 悟
雑 踊加那(かな)よー天川(あまかわ)/神谷 武史・佐辺 良和
雑 踊鳩間節(はとまぶし)/大湾 三瑠
雑 踊(はな) (ふう)/宮城 能鳳

宮城能鳳『花風』

かせかけ 新垣悟
写真提供:国立劇場おきなわ

鳩間節 大湾 三瑠
写真提供:国立劇場おきなわ