作/玉城朝薫 立方指導/眞境名 正憲 地謡指導/西江 喜春
※字幕表示がございます。
「組踊」は音楽とセリフ、演技からなる琉球王国の式楽です。琉球王が代替わりする際に訪れる、中国の冊封使をもてなすため18世紀初頭に創作されました。
能を参考に沖縄の音楽や伝説を取り入れて作られ、独特の味わいがあります。2010年ユネスコ無形文化財認定されました。
「執心鐘入」は組踊の創始者、玉城朝薫の作。佐辺良和(宿の女)と西門悠雅(若松)の組踊の若き伝承者二人が、新鮮で臨場感あふれる劇的世界を構築します。地謡には、飴色の声と絶賛される西江喜春(人間国宝)があたります。
組踊りを彩る楽器の紹介については、京都芸術劇場ニュースレター Vol.28をご覧ください。
若衆の中城若松は首里王府へ奉公に上る旅の途中。日が暮れたため一軒家に宿を乞いますが、女性の声で「親が留守で泊められません」との返事。若松が名を告げると、宿の女は評判の美少年と気付き、招き入れます。女は縁を喜び、一晩中語り明かそうと言い寄りますが・・・。
中城若松/西門 悠雅
宿の女/佐辺 良和
座主/眞境名 正憲
小僧一/神谷 武史
小僧二/大湾 三瑠
小僧三/玉城 匠
歌・三線/西江 喜春 花城 英樹 玉城 和樹
箏/大城 智史
笛/入嵩西 諭
胡弓/岸本 隼人
太鼓/比嘉 聰