鹿児島県出身。国立音楽大学声楽科卒業。メリーランド大学大学院修了。新国立劇場小劇場「セルセ」で本格的デビュー、斬新な演出で一躍注目を集める。また、新日本フィルハーモニー「サロメ」「レオノーレ(日本初演)」「火刑台上のジャンヌ・ダルク」(三菱信託奨励賞受賞)「こうもり」、東京芸術劇場「カヴァレリア・ルスティカーナ」ではコンサート・ホールという制約の中、よりダイナミックなオペラ空間を創出し高い評価を得た。主な演出作品として、日生劇場開場50周年記念「フィデリオ」、新国立劇場オペラ研修所「カルディヤック(日本初演)」、「ナクソス島のアリアドネ」、新国立劇場子供のためのオペラ劇場「パルジファルとふしぎな聖杯」、びわ湖ホール「ラインの黄金」、北とぴあ「月の世界」(故実相寺昭雄氏との共同演出)、大田区民オペラ「ノルマ」(三菱信託音楽賞受賞)、東京文化会館「ヘンゼルとグレーテル」、日生劇場「アリスの歌修行」、首都オペラ「フランチェスカ・ダ・リミニ(日本初演)」(三菱信託奨励賞受賞)、みなとみらい「てかがみ」など。新国立劇場オペラ劇場演出チーフを務めた後、現在、新国立劇場オペラ研修所講師。
オペラ指揮者。香川県さぬき市出身。
昭和音楽大学、イタリア国立ミラノ・ヴェルディ音楽院、シエナ・キジアーナ音楽院で学ぶ。
小澤征爾、広上淳一、チョン・ミュンフン、アルベルト・ゼッダ等著名な指揮者の下、新国立劇場、藤原歌劇団、東京二期会、サイトウキネンフェスティバル等で研鑽を積む。
05年バルトーク国際オペラ指揮コンクール(ルーマニア)第1位、07年ルイージ・マンチネッリ国際オペラ指揮者コンクール(イタリア)第2位を獲得。
これまでに藤原歌劇団「ラ・ボエーム」「蝶々夫人」「カルメン」「椿姫」「ランメルモールのルチア」、ミラマーレオペラ「愛の妙薬」「コジ・ファン・トゥッテ」、日本オペラ協会「夕鶴」等を指揮、国内の主要オーケストラと共演した。
海外での活動も多く、ウィーン国立歌劇場、リセウ大劇場、トリノ王立歌劇場、ネーデルランドオペラ、モンテカルロオペラ等、数多くの劇場で研鑽を積み、「リゴレット」「カヴァレリア・ルスティカーナ」「パリアッチ」「フィガロの結婚」「ファルスタッフ」等の公演をヨーロッパ各地で指揮。イタリアのオペラ専門誌"L'OPERA"誌上で好評を得る等、評価も高い。
48年東京生まれ。71年英国留学。
76年English National Opera Stage Design Course修士科修了。
76年帰国、舞台美術家として国内及び海外で演劇、オペラ、バレエ等の仕事をする。主な舞台美術の仕事「世阿弥」作:山崎正和 演出:末木利文(日本、アメリカ、シカゴ、ミルウォーキー、ミネアポリス)、「魔笛」総監督・指揮:W.サバリッシュ、演出:江守徹、「TEMPEST」 作:W.シェイクスピア 演出:ゴードン・マクドーガル(イギリス、カナダ)、「曼荼羅交響曲」作曲:黛敏郎、演出:牧阿佐美(日本、ロシア・ キーエフ劇場)、「Kwaidan」(怪談)原作:ラフカディオ・ハーン 演出:ピン・チョン(アトランタ・Center forPuppetry Arts、ニューヨーク・La MaMa Annex、アメリカツアー、ロンドン・Barbican Centre)他多数。95年、96年読売演劇大賞優秀スタッフ賞、00年アメリカ・ウニマ協会賞受賞。OISTAT(国際舞台芸術組織)日本センター副会長、共立女子大学大学院非常勤講師。
新潟県糸魚川市生まれ。昭和音楽短期大学声楽科卒業。東京声専音楽学校オペラ研究科修了。オペラ出演およびオペラ制作を活動の中心としている。93年にイタリアのトリエステに留学。滞在中は研修の傍らサンジュスト寺院の聖歌隊ソリストも勤めた。また日本の歌を中心としたコンサート活動の他、トリエステ民謡の邦訳と歌唱などで注目を集め同市のTVやラジオ番組にも出演しトリエステ市民にも好評を得た。ギリシャ人の作曲家マルコ・ソフィアノープロより献呈を受け、バリトンとパイプオルガンのためのミサ曲「12のエレミアの哀歌」の世界初演はトリエステの音楽層からも高い評価を得た。オペラの主なるレパートリーには「ドン・パスクァーレ」のタイトル・ロール、「コジ・ファン・トゥッテ」のドン・アルフォンソ役、「フィガロの結婚」のバルトロ、アントニオ役、「ジャンニ・スキッキ」のタイトル・ロール、「愛の妙薬」のドゥルカマーラ役など軽妙な役どころが多い。ミュージカル出演も積極的で「みどりの天使」ムスターシュ役や「三文オペラ」ピーチャム役では歌唱と共に存在感のある役作りで高評を得ている。春秋座のオペラ公演ではこれまでに「ラ・ボエーム」「蝶々夫人」の制作を手がけている。現在、昭和音楽大学及び大学院講師。NPO法人ミラマーレ・オペラ代表。藤原歌劇団団員。
照明:稲葉直人 / 衣裳:坂井田操 / 舞台監督:近藤 元