鼓童 ワン・アース・ツアー2015〜永遠

太鼓芸能集団 鼓童 芸術監督 坂東玉三郎 第3回演出作品 「鼓童ワン・アース・ツアー~永遠」

2012年5月より歌舞伎俳優で人間国宝の坂東玉三郎氏を芸術監督に迎え、太鼓芸能を舞台芸術として更に革新すべく、新たな表現に挑戦し続けている鼓童。

第1作『鼓童ワン・アース・ツアー~伝説』は、研ぎ澄まされた肉体とひたすらに太鼓に挑む姿で魅了し続ける鼓童の心技体の極地ともいうべき伝説的演目と坂東玉三郎氏が自ら手掛けた新作とをつないだ作品。 続く、第2作『鼓童ワン・アース・ツアー~神秘』では、民俗芸能が持つ神聖さや祈りの中に潜む「神秘」を舞台上に再現、闇と光の交差する幻想的な空間で演劇的要素のある動きにも取り組み、新たな表現を追求した舞台となりました。

そして今作、第3作目『鼓童ワン・アース・ツアー2015~永遠』では、自然の営みに接していてふと垣間みる「永遠」の感覚を表現。さらに進化した舞台を春秋座にてお届けいたします。 また今回は、京都造形芸術大学の和太鼓部「悳」の卒業生でもある船橋裕一郎、草洋介、小見麻梨子が出演いたします。

「永遠」見どころ・聴きどころについては「永遠について」「インタビューページ」もぜひご覧ください。

Photos: Takashi Okamoto

鼓童 芸術監督より

永遠というテーマについて自分なりに思いを巡らせていたある日、 ふと「自然の営み」が螺旋状に続いて行く、という考えに行き着いたのです。 「自然の営み」を羅列することで「永遠」を表現出来たらと。 厳密に言えば「永遠」というものは無いのかも知れませんが、 それに繋がるきっかけとして 夜明け 光 雨 風 雲 波 星々 夕暮れ 星空 その中の「人間」というものが思い浮かび上がってきました。

坂東玉三郎

坂東玉三郎(ばんどう たまさぶろう) 歌舞伎俳優。現代日本を代表する歌舞伎の立女形。新派、翻訳劇、現代劇などにも出演。舞踊家としても世界の様々な分野の芸術家とのコラボレーションを多数行う。また映画監督、演出家としても独自の美を創造する。2012年9月、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。