なりきり!春秋座☆ツアー 前編

カテゴリー:このすけプロジェクト

こんにちは!このすけだよ☆

 

もうすぐ6月だね!みんなは何をして過ごしているのかな?
今日は、4月の終わりに行った「春秋座☆ツアー」のレポートをするね!
ぼく達、歌舞伎俳優になりきって舞台の裏側を巡ったんだ☆

 

学生のみんなに、歌舞伎の面白さを身近に感じてもらいたい!と思って、ぼくたちこのすけプロジェクトで歌舞伎講座を企画しているんだ♪
今回は去年12月に続いて第2弾!入学したばかりの1年生のみんながたくさん参加してくれたよ。

 

さあ!まずは搬入口から出発♪
ツアーガイド兼講師は、ゆうちゃんこと木ノ下裕一さん!そして、今回はスペシャルでふたりの黒衣(くろご)1ちゃんがお手伝いをしてくれました〜

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公演の時には大きなトラックが停まって、道具の搬入がされるんだ。
役者さんも車でここに到着です♪

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劇場内に入ったら着到板で名札を裏返して、劇場の神様にご挨拶。今日も無事に舞台を終えられますようにってお願いするんだ。劇場の神様はお稲荷さんの“狐”が多いんだって!この日はぼくが神様役をしたよ♪

 

さて次は、いよいよ身支度です!

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春秋座の公演の時には、2つの大部屋の楽屋に加えて、舞台のすぐ裏側のスペースに仮設の楽屋が建つんだ!(写真の左側の映っているのが仮設楽屋だよ♪)実際は床に畳が敷かれて、床山(とこやま)2さんやお弟子さん、俳優さんでぎゅうぎゅうになるんだって。

 

ちょん♪ちょん♪

 

あ!?拍子木3の音が聴こえてきたよ!さぁ〜いよいよ出番でござる。
今日のぼくたちは、花道4からの登場だよ〜☆

 

花道は意外と幅が狭くて、大きな衣裳を着て歩くのは大変そうだな〜って思ったよ。
花道の名前の由来には色々な説があるんだ。そのひとつに“当初、お客さんが俳優さんにお花(プレゼント)を渡すための場所で、それが演出で使われるようになり残った”というお話があるんだって!面白いな♪

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七三の位置にあるすっぽん5は、ぼくたち狐やお化けが登場するシーンに使われるよ♪女狐の葛の葉(くずのは)ちゃん6が退場する時もすっぽんだよね!

 

いよいよ舞台に役者さんが勢揃い!背景は松葉目(まつばめ)だよ。
歌舞伎は他の芸能にヒントを得たものが沢山あるけれど、松葉目は能に由来する演目で使われるんだ。春秋座では、昨年12月の「未来創伝」でも使われたよ!

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ぼく、客席が近くてびっくりしちゃった!たまに、俳優さんと目が合っている気がする時があるけど、俳優さんからもお客さんの顔がよく見えているんだね。

 

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幕間になって、定式幕(じょうしきまく)がさがりました〜☆裏側からみる定式幕は大きくて大迫力だ…!

 

今日はここまで♪
休憩をはさんだ後半は、まわり盆やセリで見せ場がたくさん!続きを楽しみにしててね〜★じゃあね!

 

 

  1. 1 黒衣…観客からは見えないという設定の元で舞台に現れ、役者の後ろに控えて演技の手伝いをする。目立たないよう黒い衣服を着ている。
  2. 2 床山…歌舞伎役者のかつらを結い、世話をする人。
  3. 3 拍子木…二つ打ち合わせて鳴らす四角い木。拍子を取ったり、幕の開閉の合図などに打ち鳴らす。
  4. 4 花道…歌舞伎劇場のみに存在する機構。役者の出入りする道。
  5. 5 すっぽん…花道にある切穴。役者をせり上がらせる為のもの。
  6. 6 葛の葉…歌舞伎の演目『芦屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)』に出てくる女狐。かつての恩を返す為に主人の女房に化けて、子どもを産み育てる。最後に正体がばれて森に帰る際に、名残惜しい気持ちを唄でよむ「曲書き」がひとつの見どころとなっている。

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